景徳鎮窯は、昔からの伝統が絶えることなく続いている貴重な窯と言えます。北宋期には青白磁で有名でしたが、元代に入ると青花と釉裏紅を使った陶磁器で名を馳せるようになります。上の3点は、左から元代の紅釉、明代の青花、清代の粉彩です。景徳鎮の発展とともに、他の窯は次第に衰退し、明代には、磁州窯を除いてほとんど姿を消しました。それによって、中国陶磁器は色彩と文様が中心になってきます。